沿革

 

1993.12.

高橋淳子さん(当時20歳)交通事故により他界。

彼女は生前、明治学院大学国際学部江橋正彦ゼミ (東南アジア経済)でベトナムについて学ぶ。

 

1995.2.

当時の江橋ゼミ生らが中心となり、 国際NGO「JUNKO Association」を発足。

 

1995.5.

JUNKO Schoolに贈る楽器を集める。

JUNKO Schoolの開校式にあわせて中古のハーモニカ、リコーダー、ピアニカなどの楽器を寄付したいと思い、大学内や付属高校内で呼びかけたところ、たくさんの楽器が集まる。(リコーダー245本、ピアニカ59台、電池式電子ピアノなど)他にも、寄付金から机・椅子、時計、テレビなどを寄付することができた。輸送には、財団法人海事国際協力センターの協力をいただいた。

 

1995.8.

YESカップ(横浜の少年サッカー大会)

大会実行委員会からの支援開校式にあわせてサッカーボール10個、空気入れ1台の寄付をいただく。

 

1995.9.4.

JUNKO School開校式

「貧困なベトナムの人たちのために何かがしたい」という高橋淳子さんの生前の意志を継ぎ、ご両親が彼女の結婚資金を元手に、ベトナム中部の最貧地域「ディエンフック村」に 10教室と体育館からなる小学校を建設。それを支援する学生中心のNGOとしてJUNKO Associationが95年2月に発足。

 

1996.3.

助成金プロジェクト 準備開始

「単なる奨学金にとどまらず、その地域全体の教育環境整備の一助となる助成金活動」をコンセプトに現地NGO「ダナン奨学会」との協力、ダナン大学群工学部大学院教授NAM氏のコーディネイトの下、春休みを利用した学生らが現地で準備をすすめる。

 

1997.3.

短期交流員派遣プロジェクト 開始 ベトナム側での仕事を行う短期派遣交流員の派遣プロジェクトを開始。その後、ダナン大学などとの協力で「日本語講師」「現地支部コーディネイト」「助成金受給児童の家庭訪問」等を展開。

 

1997.9.

助成金(現在のA助成金) 第一回支給

成績優良の小学生20名に年間15ドルを支給。ディエンフック村のある国内最貧地域の一つ、ディエンバーン郡で5名、ダナン市内で15名に。この20名に関しては、中学校卒業まで支給を続け、毎年の家庭訪問による実地調査などを通し交流を続ける。

スタディーツアー 開催 

「日越大学生の交流、JUNKO School訪問」などを柱として2週間のスタディーツアーを企画。会員内外に呼びかける。毎年夏休み8・9月期に実施。

 

1998.5.

JUNKO Businessプロジェクト 始動

2つ目の柱、「ボランティア団体だからって甘えてないで自分たちで稼ごう!」「途上国零細産業の育成と雇用創出」のもとに始動。ベトナムの伝統品や産物を日本に輸入、販売。オリジナル商品の開発や、インターネット販売の企画も構想。

 

1998.9.

助成金プロジェクト・ソーシャルワーカー(現地会員)募集

ダナンを本拠地に現地支部を設立。助成金受給児童への資金給与に留まらない総合的援助を目指して現地大学生や高校生と協力。現在、フックさんが現地会員として私たちと共に活動してくれている。

 

2000.2.

新助成金プロジェクト「ダナン助成金」(現在のB助成金)準備開始

「複数組織による選抜」と「毎年の更新」というシステムを採用し、 2000年9月からの支給を目指す。

 

2000.8.

第5回スタディーツアー(ベトナム・カンボジア・タイ)実施

夏休み期間中現地で仕事をし、視察をしてくるスタディーツアー。JUNKO School増築挙行式に参加し、助成金やビジネスの仕事をする。またダナン大学生との交流会を行い、親善を深める。今回はベトナムとの比較のためにカンボジアとタイを訪問。個人旅行や無難なパックツアーでは味わえない充実感を得る。

 

2000.8.25

JUNKO School教室増設挙行式

野坂昭如氏らが主宰する杉並文化村の協力の下、 JUNKO Schoolの4教室が増設される。挙行式には、杉並文化村の関係者や連合のJUNKO School視察のメンバー、そして我々会員などが出席し盛大な式になる。設備の充実を実現したJUNKO Schoolはその後充実した教育内容と設備を有する小学校に与えられる「国家基準小学校」に指定される。

 

2000.9.24

フジテレビにてJUNKO Schoolドキュメンタリー放送

フジテレビ系全国ネットにて「天使からの贈り物~ベトナム ジュンコスクール奮闘期~」が放映される。香港・フィリピンで活躍中のアクション女優シンシア・ラスター(大島ゆかり)とシンガーソングライター大江千里がJUNKO Schoolで児童と共に"翼をください"を演奏。慣れない土地での試行錯誤や葛藤の中に、JUNKO Associationに対する多くのメッセージが込められていた。「わたし達の活動はこのままでいいの?」と自らの活動の意義を問い直す契機となる。

 

2000.11.

組織改革委員会、設置

①後継者育成

②組織の運営・経営

この2つの問題が顕著化。会員数もかなり増え、抜本的な組織改革の必要性が浮上。組織改革委員会を設置し、会の組織化を推進する。

 

2000.12.

執行部員の選出とグループ制の導入

21世紀のJUNKO Associationを支える執行部(代表、副代表、各プロジェクトと事務局のリーダー)を選出。その指揮の下、プロジェクトの中の役割と責任を明確にするためにグループ制(ベトナムプロジェクト、BUsinessプロジェクトと会計、企画、総務、広報)を導入し、会の組織化を推進する。

 

2001.1.

シチズン・オブ・ザ・イヤー2000 受賞

「市民社会に感動を与えた無名のよき市民」を毎年表彰しているシチズン社の賞を受賞。

 

2001.

キワニス・インターナショナル青少年教育賞 受賞

 

2001.3.

ミャンマー新事業先行調査

第3代目代表長井による現地調査。ミャンマー、バゴー管区にある"Letpadan No.1 Basic Education High School"を訪問。一部の校舎が老朽化し危険な状態にあったばかりか、学生数の増加からひとつの教室で間仕切りもなく2学級が学んでいる状況を見て、JUNKO Associationで何かできないかと校舎の建てかえ費用の寄付を提案。ミャンマーを第2の拠点として自分たちの活動を見直し、そして活動を広げていきたい。

 

2001.3末

ミャンマープロジェクト 発足

ミャンマー、バゴー管区にある"Letpadan No.1 Basic Education High School" の校舎建てかえ費用の一部を寄付することを決定。JUNKO Schoolに続く第2の拠点に。「外国人の来ないこの町に日本の学生たちを呼んで国際化の風を当てたい」という彼らの願いから、また、お金ではなく心のつながりを大切にしたいという私たちの想いから、定期的な交流をはじめることになる。

 

2001.9.

初めてのミャンマーへの短期派遣

Letpadan No.1 Basic Education High Schoolの生徒たちとの交流が始まる。学校立て替え金寄付の式典への出席。学校や村を挙げての大歓迎を受ける。 JUNKOメンバーはホームステイなどを通して貴重な経験をする。

 

2002.2.

ミャンマー雑貨買い付け開始

文化紹介、活動資金集めのためにミャンマーでも雑貨を買ってくるようになる。ミャンマー雑貨は珍しく目新しいので、好評。

 

2002.4.

ミャンマー、Letpadan No.1 Basic Education High Schoolの校舎建てかえ作業開始

政府の許可がおりて、やっと校舎の建てかえ作業が開始される。

 

2002.9.

ベトナムプロジェクト夏の短期派遣で交流に力を入れる

今まで私たちはお金のつながりばかりで、顔の見える活動をしてこられなかったのではないかという反省のもと、今までのJUNKO Schoolの子どもたちやダナン大学生との交流だけでなく、他の受給校の生徒や(助成金活動の対象ではない)ダナンの中学生、高校生とも交流をすることに。小学生(3校)、中学生(1校)、高校(1校)との交流プログラムを組む。

 

2002.12.

ミャンマー、Letpadan No.1 Basic Education High Schoolの新校舎が完成

木造2階建て8教室の校舎が完成した。9月に仮校舎完成式典に参加した。本格的に生徒と交流ができるようになってきた。

 

2003.3.

Business プロジェクト、カンボジアで買い付けを展開

ベトナム、ミャンマー以外の国での買い付けを初めて実施。ベトナム、ミャンマー以外の国を雑貨の買い付けを通して少しでも知ることによって、今までのJUNKO BUsinessや JUNKO Associationのあり方について考える良い機会となった。

 

2003.6.

ミャンマー、Letpadan No.1 Basic Education High Schoolへの追加寄付を決定

2001年9月の寄付から2002年12月の完成までに、ミャンマーの通貨チャットが大幅に下落し、校舎建設資材価格が暴騰。建設費用が約1,6倍に跳ね上がるという問題が起こる。しかも、その不足分をLetpadanの方が少人数で立て替えて負担しているとのことだったので、 JUNKOとして追加寄付をすることを決定した。

 

2003.10.

東南アジア青年の船プログラムの青年たちと明治学院大学訪問の際に交流をもつ。

 

2003.12.

"第三回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド"の助成グループに決定

ソニーマーケティング(株)が全国の学生ボランティアを対象とし、一団体に対し上限25万円の活動助成を行う。『ベトナムの子どもたちに対する助成金そして交流活動』が助成グループとして選ばれる。

 

2003.12.

フォトジャーナリスト・宇田有三さんを講師に招いて『ビルマー軍政下に生きる勇気ある人々』をテーマに、スライド上映とともに講演会を行う。

 

2004.9.

ミャンマープロジェクトが中心となって行っていたミャンマー雑貨の買い付けをBusiness プロジェクトの活動へと移行。

 

2005.5.

4団体共同写真展「アジアの純真」開催

 

2005.12.

JUNKO School10周年を迎える

10周年を祝して盛大な式典を行う。 その際、現地協力スタッフであるPhuoc氏が来日。

 

2006.6.

JUNKO Association写真展企画「響~僕らが見た教育~」開催

初の試みとしてJUNKO Associationのみでの写真展を開催。たくさんの方のご協力により、来場者数は2日間で190名にのぼった。

 

2006.10.

ベトナムに大型台風が直撃。メンバー2名を緊急派遣。

70年に一度といわれる超大型台風がベトナムに直撃。中部にあるDaNang地区などに大きな被害を残す。今後のJAからの支援の方向性決定のために現地の被害状況を把握すると伴に、ベトナムチームより2名を約1週間にわたり緊急派遣し、以前より助成金を支給していた生徒の家庭に対して見舞金支給した。

 

2006.12.

JUNKO Associationがケーブルテレビにて紹介される。

横浜4区(戸塚区・金沢区・栄区・港南区)を放送エリアとするケーブルテレビ「Area 4」にてJUNKO Associationが取り上げられる。

 

2006.12.

第六回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド"の助成グループに決定

ソニーマーケティング(株)が全国の学生ボランティアを対象とし、一団体に対し上限25万円の活動助成を行う。ミャンマープロジェクトの〔レパダンでの図書館建築〕が助成対象Aグループに選抜される。

 

2007.5.

学生NGO4団体合同企画写真展“未来への道~アジアの子どもたちと共に~” 開催

原宿の“ギャラリーハセガワ”にて開催。皆様のご協力により、300人をこえる来場者。

 

2009.12.

第九回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド"の助成グループに決定ソニーマーケティング(株)が全国の学生ボランティアを対象とし、一団体に対し上限10万円の活動助成を行う。ベトナムプロジェクトの〔ベトナム クァンナム省ディエンフック村でのクリーンアップキャンペーン〕が助成対象Bグループに選抜される。

 

2012.12    

 第十二回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド"の助成グループに決定ソニーマーケティング(株)が全国の学生ボランティアを対象とし、一団体に対し上限10万円の活動助成を行う。ベトナムプロジェクトの〔“学び”のチャンスを広げよう ~ベトナムの中学校での電卓貸出プロジェクト〜〕が助成対象Bグループに選抜される。

 

2015.8

JUNKO Schoolでの20周年式典の様子がダナンの新聞に掲載される

よこはま国際協力賞受賞

 

2017.8

日本財団学生ボランティアセンターGakuvo助成

エフエムとつか「とつかの力」初出演

 

2020.3

「かながわボランタリー活動推進基金21」令和元年度ボランタリー活動奨励賞授賞

 

2020.12

 令和二年度外務大臣表彰授賞。日本とベトナムとの相互理解の促進活動を評価される

 

2023.3

JUNKO Schoolに開校25周年を記念してJUNKO像設立